令和8年度の年金額は、前年度より少し引き上げられることが決まりました。
ニュースでは分かりにくく感じるかもしれませんが、ポイントはとてもシンプルです。
「物価が上がっている分、年金も少し増える」
これが今回の改定の基本的な考え方です。
まず押さえたい改定のポイント
従業員に説明する際は、次の一言から入ると分かりやすくなります。
「来年度は、国が決めているルールに基づいて、年金が少し増えます」
改定率はこの2つ
- 国民年金(老齢基礎年金):1.9%アップ
- 厚生年金(報酬比例部分):2.0%アップ
「大きく増えるわけではないけれど、物価高の中で“下がらない”よう調整されている」
と伝えると、納得感が高まります。
実際、いくら増えるのか
老齢基礎年金(満額・1人分)
- 令和7年度:69,308円
- 令和8年度:70,608円(+1,300円)
69,308円 |■■■■■■■■■■■■■■
70,608円 |■■■■■■■■■■■■■■■
説明しやすい言い方
「満額でもらっている方で、月に1,300円ほど増えるイメージです」
標準的な老齢厚生年金(夫婦2人分)
※平均的な収入で40年間働いたケース。(給料額によって変動します)老齢基礎年金を含む標準的な年金額です。
- 令和7年度:232,784円
- 令和8年度:237,279円(+4,495円)
232,784円 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
237,279円 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
説明しやすい言い方
「夫婦2人分だと、月に4,000円ちょっと増える計算です」
「マクロ経済スライド」をどう説明する?
専門用語は、こう言い換えると伝わりやすくなります。
「年金が将来も続くように、増え方を少しだけ調整する仕組みです」
令和8年度もこの仕組みが使われており、
- 今もらっている世代
- これからもらう世代
どちらにも無理が出ないように調整されています。
経営者として伝えておきたい視点
年金の話は、従業員の将来不安と直結します。
次のような言葉を添えると、会社の姿勢が伝わります。
社内で使いやすいフレーズ例
- 「年金制度は変わりますが、国としては『きちんと続ける』前提で運営されています」
- 「会社としても、長く安心して働ける環境づくりを大事にしています」
- 「分からないことがあれば、一緒に確認していきましょう」
年金改定は「信頼づくりの話題」にもなる
年金の話題は難しく感じられがちですが、
- 経営者が分かりやすく説明する
- 完璧でなくても、方向性を伝える
それだけで、従業員の安心感は大きく変わります。
令和8年度の年金改定をきっかけに、
「将来の話もしっかりできる会社」としてのコミュニケーションに、ぜひ活かしてみてください。
